最初の種子はおよそ3億6000万年前に地球上に出現し、以来、極めて精緻な構造へと進化していった。植物が作り出す構造の中でも最も複雑な器官が種子である。どんなに微小な種子の中にも、植物の新しい生命を誕生させるのに必要な遺伝情報がすべて納められている。真の「生命のタイムカプセル」である種子を、走査電子顕微鏡を駆使して細部まで映し出す驚異の写真と、種子の世界にいざなうすばらしい科学エッセーの競演。
【著者】ロブ・ケスラー Rob Kesseler
視覚芸術家。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・
アート・アンド・デザイン教授。長年、植物を創作のインスピレーションとして用い
てきた。2001年にNESTA(科学・技術・芸術のための国家基金)によってキュー
王立植物園の特別研究員に任ぜられて以来、顕微鏡で見た植物を制作素材として活用
している。作品はイギリスだけでなく欧州・北米各地の美術館やギャラリーに展示さ
れ、近年はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、ストークの市博物館・美術
館、キュー植物園のナッシュ温室で個展を開いた。講演も多く、英国王立科学研究所
やリンネ協会で講演している。2006年からリンネ協会会員。著作に『世界で一番美
しい花粉図鑑』などがある。
【著者】ヴォルフガング・シュトゥッピー Wolfga...
【著者】ロブ・ケスラー Rob Kesseler
視覚芸術家。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・
アート・アンド・デザイン教授。長年、植物を創作のインスピレーションとして用い
てきた。2001年にNESTA(科学・技術・芸術のための国家基金)によってキュー
王立植物園の特別研究員に任ぜられて以来、顕微鏡で見た植物を制作素材として活用
している。作品はイギリスだけでなく欧州・北米各地の美術館やギャラリーに展示さ
れ、近年はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、ストークの市博物館・美術
館、キュー植物園のナッシュ温室で個展を開いた。講演も多く、英国王立科学研究所
やリンネ協会で講演している。2006年からリンネ協会会員。著作に『世界で一番美
しい花粉図鑑』などがある。
【著者】ヴォルフガング・シュトゥッピー Wolfgang Stuppy
種子形態学の専門家。ドイツ出身。カイザースラウテルン大学で学び、比較種子形態
学・解剖学で博士号を取得。キュー王立植物園の種子保存部が運営する国際的保存活
動であるミレニアム・シード・バンク・プロジェクト(MSBP)のスタッフのひとり。
1999年からキューに所属して植物保存に携わり、2002年にMSBPに異動した。世
界中の果実と種子を収集・保存するこの国際プロジェクトの中核部分を職場とするこ
とで、驚異的な多様性に彩られた種子の研究に情熱を注ぐための理想的な環境を得て
活躍中。
【監修者】奥山雄大(おくやま ゆうだい)
植物学者。国立科学博物館植物研究部多様性解析・保全グループ/筑波実験植物園研
究員。専門は進化生態学、遺伝学。(財)岩手生物工学研究センター研究員を経て2009
年より現職。著書に『共進化の生態学』(文一総合出版・共著)、『日本の固有植物』
(東海大学出版・共著)、監修に『世界で一番美しい花粉図鑑』(創元社)などがある。
京都大学博士(人間・環境学)。
【訳者】武井摩利(たけい まり)
翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業。主な訳書にN・スマート編『ビジュアル版
世界宗教地図』(東洋書林)、M・D・コウ『マヤ文字解読』(共訳、創元社)、M・D・
コウ『マヤ文字解読辞典』(創元社)、B・レイヴァリ『船の歴史文化図鑑』(共訳、
悠書館)、R・カプシチンスキ『黒檀』(共訳、河出書房新社)、T・グレイ『世界で一
番美しい元素図鑑』、R・ケスラー、M・ハーレー『世界で一番美しい花粉図鑑』(と
もに創元社)などがある。
已经被深深吸引
这是需要耐心
非常棒
生动有趣的诠释了