安倍 夜郎（あべ やろう）は高知県中村市出身の漫画家。

早稲田大学出身で、在学中は漫画研究会に所属していた。同級生には町山智浩がいる。 早稲田大学卒業後は20年近く広告代理店に勤め、CMディレクターをしていた。 2003年末に小学館新人コミック大賞に投稿した『山本耳かき店』が大賞を受賞。 2004年に受賞作『山本耳かき店』が『ビッグコミックオリジナル増刊』（小学館）に掲載され、41歳の遅咲きデビューを果たした。 デビュー後間もなく広告代理店を退職し、漫画家専業となる。 その後は読切作品が数回掲載されるも、なかなかネームが通らなくなり約2年間一切作品が掲載されなかった。 2006年に状況を見かねた担当編集者から「医療漫画」か「食漫画」を描く事を勧められ、『深夜食堂』が不定期連載でスタートする。同作は徐々に人気を獲得し2009年にはドラマ化、2010年には第55回（平成21年度）小学館漫画賞一般向け部門を受賞する等ヒット作となった。

影響を受けた漫画家としてつげ義春、滝田ゆうの名を挙げている。

連載

深夜食堂（ビッグコミックオリジナル増刊→ビッグコミックオリジナル）※テレビドラマ化

読切

山本耳かき店（ビッグコミックオリジナル増刊）

少年（ビッグコミックスペリオール）